お知らせ

2024.04.01杉並工科高等学校の取り組み紹介

杉並工科高等学校は令和5年4月より杉並工業高等学校から校名が変更となり、「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的架台の解決を両立する、人間中心の社会」と定義づけられたSociety5.0社会において活躍できる人材を育成する、東京都のNext Kogyo START Projectに取り組む専門高等学校として位置づけられています。

更に令和6年4月からIT・環境科が新設され、社会ニーズに高度に対応できる人間育成をスクールミッションとしています。新設される学科の実習には、植物工場を対象とした「植物プラント実習」も組み込まれていて、令和5年(理工環境科として)から実習がスタートしています。新たな実習の開始にあたり、株式会社アグリ王は技術協力のかたちで、生徒たちの取り組みをサポートしています。

 

 

「植物プラント実習」が始動しました!! 1 | 東京都立杉並工科高等学校 | 東京都立学校 (metro.ed.jp)

「植物プラント実習」が始動しました!! 2 | 東京都立杉並工科高等学校 | 東京都立学校 (metro.ed.jp)

「植物プラント実習」が始動しました!! 3 | 東京都立杉並工科高等学校 | 東京都立学校 (metro.ed.jp)

「植物プラント実習」が始動しました!! 4 | 東京都立杉並工科高等学校 | 東京都立学校 (metro.ed.jp)

「植物プラント実習」が始動しました!! 5 | 東京都立杉並工科高等学校 | 東京都立学校 (metro.ed.jp)

「植物プラント実習」が始動しました!! 6 | 東京都立杉並工科高等学校 | 東京都立学校 (metro.ed.jp)

 

そして令和6年3月26日に、日本化学会関東支部主催、文部科学省後援の第41回化学クラブ研究発表会(会場:東京工科大学 八王子キャンパス)にて1年間の取り組みについてのポスター発表が行われました。

 

 

令和6年度も引き続きサポートを続け、生徒達の学びを支えていきます。

2024.03.25園芸学会春季大会にてアグリ王の取り組みを報告しました

2024年度園芸学会春季大会(会場:東京農業大学)にて、店産店消型小規模植物工場における生産性向上の取り組みの続報を、ポスター発表にて報告しました。

 

【発表題名:水素燃料電池小規模植物工場による店産店消(第4報)(発表番号:P114)】

 

株式会社アグリ王は、川崎キングスカイフロント東急REIホテル内施設において2020年より店産店消型小規模植物工場における生産性向上についての実証実験を行ってきました。栽培環境の最適化やLED照明の照射条件の検討により、全国の閉鎖型植物工場の平均収量の2倍以上の生産性が得られたことを、昨年の生物環境工学会秋季大会で報告しました。

 

今大会では、トヨタ紡織とグリーンテックアンドラボが特許出願している白色、青色LED照明の交互照射(TB-Blue法:月が地球に及ぼす起潮力変化を指標とした白色/青色変則交互照射)により、全国平均収量の約2.5倍の生産性となったことを発表しました。

2024.03.11海外向けに植物工場の見学会を開催しました

3月4日(月)、中国の食品関連企業役員向けに見学会を開催しました。今回の来日の目的は、東京ビッグサイトで開催されていたアジア最大級の食品・飲料の展示会である「FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展」への参加で、業態は小売業、飲食店関連、食品製造業など様々でした。

 

通訳の方を交えながら日本における農業・植物工場の動向やアグリ王の事業内容をご説明した後、新横浜LED菜園で収穫した葉物野菜(グリーンリーフレタス、スイスチャード、ルッコラ)とエディブルフラワー(ビオラ)、新横浜LED AGRI Lab.で収穫したイチゴをご試食いただきました。

 

植物工場での生産や出荷について関心を持っていただき、終始質問が絶えず大盛況でした。見学会後には、「日本の最先端のLED植物工場について大変勉強になった」、「中国ではこのような工場がないので前向きに導入をしたい」、「アグリ王で栽培した野菜を自身の飲食店に導入したいと考えている」といった感想をお寄せいただきました。少しでも有意義な視察になっていれば幸いです。

 

 

2024.03.06農業関係者向けに植物工場の見学会を開催しました

2月は「農業関係者」向けの見学会を2回開催しました。

 

まず、2月7日(水)、農業委員会 埼葛地方協議会の方々がいらっしゃいました。同協議会は春日部・越谷・久喜・八潮・蓮田・三郷・幸手・吉川・白岡市、杉戸・宮代・松伏町の農業委員会長で組織する団体で、各市町農業委員会の相互連絡を密にし、その活動に役立てることを目的としています。

 

また、2月28日(水)には調布市農業経営者クラブの方々がいらっしゃいました。農業経営者クラブは現在東京都内の10区市にある団体で、調布市では市内の農家の方々が都市的環境における農業経営を安定・発展させ地域農業の確立を図ることを目的に、自主的研究や情報活動、農業委員会・農業会議と連携した農政活動、都民に理解を得るためのPR活動等を実践しています。

 

両日とも、植物工場の概要やアグリ王の事業内容をご説明した後、新横浜LED菜園をご見学いただき、葉物野菜とエディブルフラワーをご試食いただきました。また、28日の見学会では、新横浜LED AGRI Lab.で収穫したイチゴもご試食いただきました。「葉物野菜は意外と味がしっかりしている」、「キンギョソウは意外と甘い」といったご感想や、「それぞれ野菜の味の幅があって良い」、「イチゴは甘くて香りが良い」という嬉しいご意見を頂戴しました。見学会の最後には、活発な質疑応答、意見交換も行われました。少しでも有意義な視察になっていれば幸いです。

 

2024.03.01【3/5動画追加】テレビ朝日「サンデーLIVE!!」で紹介されました

この度、弊社が管理を行う小規模植物工場が設置されている、川崎キングスカイフロント 東急REIホテルで取材撮影が行われました。使用済みプラスチック由来低炭素水素を活用した地域循環型水素地産地消モデル実証事業に関する同ホテルの取り組みが紹介され、ホテルロビーに設置されている植物工場の様子も下記の番組内で放送されました。是非ご覧ください。

 

放送日:3月3日(日)5:50 ~ 8:30

番組名:サンデーLIVE!!(テレビ朝日) “ヒライシ未来視点”のコーナーにて

 

下記リンクより視聴可能です。

ホテルの取り組みは2分42秒~、植物工場の様子は6分44秒~紹介されています。

是非ご覧ください。

「泊まるだけでエコ!?」世界初の水素ホテルに潜入 新エネルギーの秘密が朝食に?

 

  

2024.02.20中学生の職業体験を受け入れました

先日、横浜市中区の中学生の職業体験を受け入れました。1月24日・25日は横浜市立港中学校の2年生が5名、26日は横浜市立大鳥中学校の2年生が3名参加してくれました。

限られた時間の中での体験だったため、今回は以下のような植物工場での基本的な栽培管理作業と、植物工場の提案に必要な研究開発に関する業務を体験してもらいました。

 

〈栽培管理作業〉

・種まき(レタス、コマツナ、ミント、タイム)

・栽培用パネルへの定植(レタス、コマツナ)

・培養液の管理(液体肥料の添加、濃度測定)

 

〈研究開発〉

・新横浜LED菜園産・市販の土耕ハウス産野菜の食べ比べ(レタス、コマツナ)

・アクアポニックス(水産養殖と水耕栽培を組み合わせたシステム)についての学習

・新横浜LED AGRI Lab. アクアポニックス産イチゴの収穫

・収穫したイチゴ・市販の土耕ハウス産イチゴの測定(重量、糖度)、食べ比べ

・培養液の分析(液体肥料栽培とアクアポニックス栽培の比較)

 

イメージしていた「仕事」や「働く」とは少し違う体験だったかもしれませんが、今回の職業体験を通して植物や食、農業に少しでも興味を持ち、残りの中学校生活や将来を考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

 

2023.12.21植物工場産イチゴがクリスマスコースに採用されました

この度、桜木町駅直結のダイニングレストランKITEKIのクリスマスコースにて、アグリ王で栽培した植物工場産イチゴをご使用いただくことになりました。

コースの詳細は下記リンクをご確認ください。

ダイニングレストランKITEKI

 

2023.12.14小学生向けに植物工場の見学会を開催しました

12月8日(金)、横浜国立大学教育学部附属横浜小学校3年3組の皆さん向けに見学会を開催しました。

植物工場の仕組みや役割、アグリ王の取り組みや研究内容についてお話しした後、新横浜LED菜園を見学してもらいました。

同小学校では「総合単元学習(対象:3-6年生、1-2年生は生活総合科)」という取り組みを行っており、クラスごとにテーマを決めて学びを深め、学んできた成果を年に一度行われる「研究教育集会」で全国に向けて発表します。

今年度3年3組では、社会科の授業の一環で「工場×野菜 from Yokohama」をテーマに学習を進めており、「特色ある地域の生産」について学習する中でアグリ王のLED栽培による野菜生産を取り上げてもらいました。

ノートやバインダーを持ってメモを取りながら説明を聞き、中には6ページ分のメモを取っている子もいました。タブレットで植物工場内の様子を撮影したり、質疑応答では時間が足りなくなるほどたくさんの質問が出たり、研究教育集会に向けて熱心に学習している姿が印象的でした。

横浜という都市部で暮らす皆さんに、農業や植物工場を身近に感じてもらうきっかけになれば幸いです。

 

2023.12.01小学生向けに植物工場の見学会を開催しました

11月20日(月)、川崎市立東住吉小学校5年生の皆さん向けに見学会を開催しました。

今回は総合的学習の時間(総合学習)として植物工場の仕組みや役割、アグリ王の取り組みや研究内容についてお話ししました。社会の授業で学習した農業や漁業、食についての理解をより深めるために今回の総合学習が設けられ、先進的な農業技術として弊社を取り上げていただきました。

バインダーを片手にメモを取りながら熱心に説明を聞く姿が印象的でした。また、質疑応答のお時間には、植物工場での栽培と露地栽培の違いの他、一般の農家さんとの生産物の流通の違いについて、弊社にて実証実験中の水産養殖と水耕栽培を組み合わせたシステムであるアクアポニックスについて、仕事のやりがいについて等、限られた時間の中でたくさんの質問が出ました。

これからの未来を担う皆さんに、農業や食について少しでも興味を持ってもらうきっかけになっていれば幸いです。

 

2023.11.13学生向けに植物工場の見学会を開催しました

11月1日(水)、長野県農業大学校の学生さん向けに見学会を開催しました。

植物工場の動向や可能性、アグリ王の事業内容についてご説明した後、新横浜LED菜園をご見学いただき、葉物野菜(リーフレタス・ルッコラ・スイスチャード)とエディブルフラワー(ビオラ・キンギョソウ)をご試食いただきました。また、今回は農業について日々学び、研究されている学生さん向けだったので、新横浜LED AGRI Lab.での取り組みや研究内容についてもご説明しました。頷いたりメモを取ったりしながら熱心に説明を聞いていただき、見学・試食後の質疑応答のお時間には、植物工場での栽培に関する技術的な質問の他、植物工場産野菜の市場での位置付けや販促に関するビジネス的な質問も多く出ました。

農業の未来を担う皆さんにとって少しでも有意義な時間になっていれば幸いです。

 

2023.10.19海外向けに植物工場の見学会を開催しました

10月13日(金)、中南米日系農業者向けに見学会を開催しました。日本における植物工場の動向やアグリ王の事業内容についてご説明した後、新横浜LED菜園と新横浜LED AGRI Lab. をご見学いただきました。

 

中南米日系農業者向けの見学会は昨年に引き続き2回目になります。農林水産省の「令和5年度 中南米日系農業者等との連携強化・ビジネス創出委託事業」を受託している中央開発 株式会社が実施する「日系農業者訪日技術研修」の一環として企画され、昨年の見学会が好評だったので今年も開催することになりました。同研修は、日本の最新の農業技術・資材、微生物による土壌改良の技術を学び、農業経営のスキルアップを目指すことを目的としています。

 

本年度は6名の中南米日系農業者(ブラジル3名、ペルー1名、コロンビア1名、メキシコ1名)が訪日されました。葉物野菜や穀物、ライム、マンゴー、サトウキビ等を栽培している方々や、中には農業指導員として働いている方もいらっしゃいました。

 

日本の農業や植物工場について関心を持っていただき、質問は見学会終了まで続き大盛況でした。アグリ王見学の前日には、幕張メッセで開催されていた日本最大の農業の展示会「農業WEEK」にも参加したそうです。

 

中南米日系農業者等との連携強化・ビジネス創出委託事業

 

2023.10.05生物環境工学会にてアグリ王の取り組みを報告しました

2023年生物環境工学会秋季大会(会場:豊橋技術科学大学)にて、店産店消型小規模植物工場における生産性向上の取り組みの続報を、ポスター発表にて報告しました。
【発表題名:水素燃料電池小規模植物工場による店産店消(発表番号:P50)】

株式会社アグリ王は、川崎キングスカイフロント東急REIホテル内施設において2020年より店産店消型小規模植物工場における生産性向上についての実証実験を行ってきました。栽培環境の最適化やLED照明の照射条件の検討により、全国の閉鎖型植物工場の平均収量の2倍近い生産性が得られたことを、過去の2回の大会で報告してきました。今大会では、育苗工程の見直しにより、全国平均収量の2倍以上の生産性となったことを発表しました。

今後は、最新のLED照明栽培技術を取り入れながら、更なる生産性の向上を目指します。